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箸使いで思い出すこと

 僕の箸の持ち方は、一見正しく見えるのですが、下の箸を薬指の腹で押さえているので、正しい持ち方(と、されている持ち方)とは微妙に違います。
 ちゃんと正しく持つことも出来るのですが、脳は慣れている方を先にやりますね。

 今日も「はっ…持ち方を変えねば。」と思いつつ、ふと「そう言えば、中国や韓国では箸の持ち方云々って聞いたことないなー。」と。
 たまたま僕が聞いたことがないだけかも知れませんが、同じ箸の文化圏でも、やはり違う文化です。

 箸使いに関しては、何年経っても忘れられない経験があります。
 大学三年生の終わり頃、短期の語学研修で3週間ほど中国に滞在しておりました。

 その時、現地の大学に留学をしていた日本人数人と韓国人数人と一緒に和食のレストランに食事に行ったのです。
 お互いに片言の中国語で会話をしつつ、楽しく食事をしておりました。

 ある日本人学生が、韓国人学生に丼物を「それ、ちょっと頂戴。」と言って、返し箸(逆さ箸)で食べ始めた所、一斉に「えっ…?」と怪訝な顔をする韓国人学生たち。
 どうしたのかと尋ねた所「それは、人が亡くなった時にやることだから。」と。
 今になってネットで調べてみたところ(ネットに全ての知識がある訳ではありませんが)、韓国では骨を拾う風習はないので、どのタイミングでやるのかは分かりませんが、その時は喪に関することなので縁起が悪いのだと言っていました。

 なるほど、返し箸は日本でも行儀が良いとは言えませんが、やってしまいがちなこと。でも、違う国では、違う意味を持っていることもあるよね。
 なんてことを思った矢先、今度は韓国人学生2人が僕の目の前で箸渡し。
 左から右から伸びた箸が、僕の目の前で同じ食品を掴んでいるのを見て、今度はこちらがギョッとしてしまい「それは日本では葬式の時に、骨を拾う時にやることだよ。」と。

 余りのタイミングの良さに、お互いに笑ってしまいました。
 国が違えば文化も感覚も異なるのだな、とつくづく思ったものです。


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