紋切り遊び 明治時代の資料
○模様紋帳諸職雛形
 小林米造翻刻出版、明治14年(1881年)
 国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで見ることができます。
 紋様、家紋の紹介、その描き方の解説を記した本です。後半に紋切形を納めています。
 一ッ折二十二種、二ッ折二十一種、三ッ折二十二種、四ッ折二十四種、五ッ折二十四種を、江戸時代の参考資料『七夕歌づくし・はさみ細工紋切かた』と同じ体裁で収めています。

○模様紋帳割方の種本
 近藤清太郎編輯兼出版、誠信閣発行、明治20年(1887年)
 国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで見ることができます。
 小紋の図柄、紋の割り方、注文を受ける際の注意などが記されています。
 紋切形は、一ッ折十種、二ッ折十二種、三ッ折十八種、四ッ折十二種、五ッ折十九種を収めています。

○万家必用紋早割秘伝
 鈴木万吉編集兼発行、明治21年(1888年)
 国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで見ることができます。
 冒頭に家紋の切り形を解説、家紋を十二種載せ、その後に一ッ折十五種、二ッ折十七種、三ッ折十五種、四ッ折十五種、五ッ折十九種を収めています。

○風流紋形切様
 善場男教発行、明治27年(1894年)
 国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで見ることができます。
 特に解説もなく、ただ紋切形を集めている本です。一ッ折八種類、二ッ折九種類、三ッ折二十二種類、四ッ折十一種類、五ッ折十一種類を収めています。

○教育必用紋切形ぬゐ紋図解・小笠原行儀作法
 高橋梅好著、林藤次郎発行、明治43年(1910年)
 国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで見ることができます。
 始めに「紋形切様の秘伝」として紋切形を収録しています。その後に、縫い紋の図、行儀作法の解説をしています。
 一ッ折十二種、二ッ折十八種、三ッ折十五種、四ッ折十五種、五ッ折十二種を収めています。

2012年2月29日公開

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